ストレスとリバウンド

まず考えたいのは、なぜトレーニングが必要なのかです。
それは筋肉をつけるため。いえ、筋肉をつけるのが目的ではありません。筋肉をつけた後の、基礎代謝のアップが本当の目的です。
では、代謝を高めるとどうなるのでしょう。
基礎代謝とは、普段の生活、つまり朝起きてから寝るまで、さらには寝ている間にも消費し続けるエネルギーのこと。人が食べ物を食べるのは、このエネルギーを得るためともいえます。エネルギーとは、いわゆるカロリーのことです。

それなのになぜ太るのかというと、消費するカロリーに対して摂取するカロリーが多すぎるため。多すぎるカロリーは体内に形を変えて蓄積されていきます。つまりそれが脂肪というやつですね。

摂取カロリーが多すぎるのなら、それを抑制すれば痩せられる?

それは確かにそうなのですが、食べ物を食べないということはその他の必要な栄養素も取れないということ。せっかく痩せたのに、それが原因で体を壊してしまっては元も子もありません。

それに、食事を控えるダイエットにつきものなのがリバウンド。
人間の体は正直なもので、栄養が足りないと思ったら素直に栄養を溜め込もうとします。またいつ飢餓がやってきてもいいように。食べ物を食べない状態というのは一種の飢餓です。その蓄えとして、体は以前以上に脂肪を溜め込もうとしてしまいます。食べ物を食べないで3kg痩せて、痩せたからといってまた以前と同じ食生活に戻してしまうと、今度は体がそれ以上の脂肪を溜め込もうとする。結果として体内に5kgの蓄えができてしまう。これがリバウンドの原因なのです。

リバウンドを防ぐためにまた食事を少なくする。それでは元のもくあみで、体重を維持するためには延々と食事を抑制し続けなくてはいけません。そのうちに今度はストレスで精神が参ってしまいます。

ストレスがダイエットを失敗させる一番の原因。まずはストレスを感じないダイエットが、理想の体型への第一歩。そこで筋トレが大切になってくるのです。

ダイエットのツボ

筋トレとは言っても、何も重いダンベルを全力で上げ下げする必要はありません。
それは筋肉を太らせるためのトレーニング。男性なら太い筋肉が理想かもしれませんが、女性の場合はあまり自分の体が太くなることを好みませんよね。

負荷はほんの少しで十分です。水を入れたペットボトルでダンベルの代わり、使い古したパンストでゴムの代わり、それでも十分だと思います。
大切なのは継続して続けられること。少し物足りないくらいがちょうどいい負荷となります。それでもゆっくりと継続できれば、筋肉に持久力がついて基礎代謝も高まります。

そして、筋トレのポイントはより効果のある筋肉を鍛えること。全身をくまなく鍛えたほうが確かに効果はありますが、それだとあまりに時間がかかりすぎ。鍛える場所を意識して筋トレすれば、短い時間で集中できますし、効果にも期待がもてます。

具体的には、体の中でも大きな筋肉を鍛えることです。例えば、

  • 胸・・・大胸筋(体の正面の胸の筋肉です)
  • 背中・・・僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋(背中の上の方と下の方、及び内側で背骨を支える筋肉)
  • 腹・・・腹直筋(いわゆる腹筋です)
  • 腰・・・大臀筋(腰というか、お尻の筋肉です)
  • 足・・・大腿四頭筋、大腿二頭筋(太ももの前と後の筋肉です)

などです。こういった大きな筋肉はそのままスタイルにも関わってきますし、僧帽筋を鍛えると肩こりの予防に、脊柱起立筋は猫背の防止にも効果があります。姿勢がいいと、それだけでスタイルもよく見えますよ。

さらにはバストやウエスト・ヒップといった最も気になる部分を集中して鍛えて、より理想の体型へと近づいていきましょう。

エクササイズ

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トレーニング

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