バストを"作る"こと
ダイエットのために運動をしていて、こんなことが気になったことはありませんか?
『やせるのはいいけど、胸も一緒に小さくなってしまったらどうしよう』
確かに女性のバストはその9割が脂肪。"ダイエット=脂肪を落とす"ですから、痩せた結果として胸も小さくなってしまうことはあるかもしれません。
ですが、ちょっと考えてみると、胸だけが小さくなるというのは少し変ですよね。おそらくその場合には、胸と一緒に他の部分も脂肪が落ちているはず。他の気になる部分、ウエストや太ももなどもほっそりとしてきているのでは?
もともとバストというのは(この場合は乳房といったほうがいいかもしれませんが)女性にとって非常に重要な器官です。その機能の維持のためにも、体が自分の意思とは関係なく保護しようとするものなので、他の部分に先立って脂肪が落ちることはありません。(逆に言えば、そこだけ太らせるのも難しいということにもなりますが。)
これは、運動をして余分な脂肪が減り、胸が適正な脂肪量になったということ。
つまり、ダイエットは成功しているということですよね。
バストも、小さくなったというよりはむしろ他の部分との対比でより目立つようになるのではないでしょうか。
スタイルを"作る"こと
人間の体には常に重力がかかっています。何をしていても同じく下向きに引っ張られているからこそ、理想のスタイルを保つことが難しくなります。
女性のバストは胸の筋肉の上で前方に張り出しているもの。頭なら体、体なら足と、下に支えるものがありません。なので、バストにかかる重力は胸の筋肉で支えるしかありません。
ヒップも同じように、お尻の筋肉がその周りの脂肪を支えています。
そして、ウエストにも同じことが言えます。
お腹の中には大切な内臓が入っています。内臓を支えているのはやはり筋肉。この筋力が低下すると、内臓はその重みによってだんだんと下のほうに下がってきてしまいます。下っ腹がぽっこりと膨らむのは、この重さに筋力が耐えられないためでもあるんです。
筋力を上げると、下がっていたバストラインが上に上がります。ウエストには引き締まってくびれが、ヒップも上を向いて綺麗なラインが作れます。
筋トレには基礎代謝を高める効果もありますが、同時にこういったスタイルの維持にもとても効果があります。バストアップ、ウエストダウン、ヒップアップ、いずれも"筋肉の力で持ち上げる"ことでそのラインが美しくなります。
理想の体型というのはメリハリのある美しいスタイル。
綺麗な輪郭を描く、柔らかな曲線を目指すためにも、筋肉を意識して鍛えることは大切ですね。